父の病気
こんにちは。
sukiyaki-kです。
娘の転居やら、忘年会やら、仕事やらで何かと忙しく
娘がいない寂しさを噛みしめる余裕がないほどですが、
ふとした時に涙がこみ上げてきます。
車の中で娘が好きだった曲が流れると、その曲にまつわる娘とのエピソードが思い出されます。
嬉しそうな声で「この曲いいよね~」と笑う娘。
一緒にライブへ行って行方不明になる娘。
助手席であれやこれやとお話をする娘が隣にいない現実に視界が曇っていきます。
危険!危険!と運転に意識を集中させますが
感情というのは厄介なもので、なかなか自分で完璧にはコントロールできません。
「淋しさに飲み込まれるな。」
その都度自分に言い聞かせています。
そんな中、父から連絡がありました。
「検診の結果、癌の可能性がある。」
要再検査の封筒をもらいつつも、再検査へは行けていない父。
父は「婿殿」です。
祖父母からは「婿殿」と大切に扱われ、その恩を返すべく58歳で介護のために早期離職をし、現在は農業をしています。御年74歳。現役で農業をしているので、体力は十分にありますし、風邪をひいたこともないような丈夫な体の持ち主です。何なら私よりも長生きするんじゃないの?くらいに思っていました。
それまで「居て当たり前」の人がいなくなる。
このほど辛いことはありません。
私は看護師ですが、その前に娘です。
どんなに知識があっても、感情は別物です。
それに、自分の経験したことがない診療科の疾患については正直よくわかりません。
父の検査の結果が良いことを祈るばかりですが、今回の検診の結果を受け、これからのことをしっかり考えるきっかけになりそうです。
父の性格上、あやふやなことは口にしないので、「癌」であることは想像できます。自覚症状があるということは、恐らく進行しているのでしょう。
だからこそ、再検査へも行けていないのでしょう。心身ともに頑丈な父ですが、これからのこと、死んでからのこと、いろいろ思うことがあるのだと思います。
「死ぬ瞬間」の著者キューブラロスさんは、死を受容するまで人には5段階のステージがあると唱えました。
1段階:否認 認めたくない。
2段階:怒り 何故に自分がという怒りを持つ。
3段階:取引 死から逃れようとするため、何かにすがって取引しようとする。
4段階:抑鬱 死からは逃れられないという現実からうつ状態になる。
5段階:受容 諦め。死を悟る。
多分父はまだ1段階もしくは2段階にあると思っています。一緒に暮らしていないので想像でしかありませんが、これから情緒が不安定になることが予測されますので、できるだけそばにいることが必要になりそうです。
この死の受容をしていく心の過程は、嫌なことを受け入れなければいけない時の心理にも通じるものがあると思っています。まさに、今、自分がそんな状態です。
検査の結果がわからないうちから、最悪なことを想定してしまうのは
娘がいなくなった淋しさも後押ししてるのかもしれません。
後悔のないように、日々を送っていきたいと思います。
ちょっとくらい記事になっていまいましたが、今月、忘年会2回が控えているのでその時は大いに楽しんで笑って来ようと思います♪
今日も一日、良い日でありますように☆
ここまで読んでいただいてありがとうございました。