神様の悪送球、 映画「さくら」を観ておもったこと
こんばんは。
sukiyaki-kです。
映画「さくら」を観ました。
文庫本は以前に読んで号泣したのですが
こちらも泣きました。
大切な家族を失った家族の物語です。
物語の途中で「ジェンダー」「性」についても触れていきます。
映画では端折られている箇所もあったのですが
「さくら」の内容は十分伝わると思いました。
自分自身に起こった不幸な事故に耐え切れなくなった長男は
自ら命を絶つこと選択します。
不幸な事故によって障害をもった長男は言います。
「神様が悪送球を投げてきた。打たれへん。」
愛犬「サクラ」が病気になった時、次男は思います。
「神様はまた悪送球をしかけてきた。」
ですが、物語のラストの方で次男は言います。
「神様はいつだって打てないボールは投げてこなかった。」
と。
長男の死から逃げるように失踪する父
家庭を守ろうと踏ん張る母
長男を慕う激しい感情を持つ妹
どんな時でも尻尾を振る愛犬サクラ
次男の目を通してバラバラになった一家が
再び一つになろうとしていく様が描かれています。
それぞれの葛藤に心を握られるような痛みを感じました。
「愛とは何ぞや。」
と問いかけられ、答えをもらえるような映画でした。
文庫本の紹介は☟です♪
ちょっと話は飛びますが、
現在のコロナ禍も、神様の悪送球なのかな、
なんてことを思いました。
神様のボールが悪送球でないなら
きっと打ち返せるはず。
みんなが他の人を思って行動すれば、
感染の急拡大は治まってくれる。
そう信じたいです。
力強く咲くひまわり♪
ここまで読んでいただいてありがとうございました。