認知症の人への対応 ガイドラインより
こんばんは。
sukiyaki-kです。
認知症の人への対応について
基本姿勢と具体的な対応のポイントについてのご紹介です。
介護、看護を実際に行っていると
個々の患者さんでコミュニケーションの取り方は違ってくる
ということが痛いほどわかりますし
原則に沿った対応では対応しきれないという場面も頻繁にあります。
今回ご紹介するのは
あくまでも「原則」ということをご理解いただいたうえで
参考にしていただければよいなと思います。
ごめんなさい。出典元がわからなくなっています。私の認知機能が心配です(苦笑)
驚かせないということについての補足です。
人は驚くと緊張したり、恐怖を感じたりしてしまいます。
そうなると、相手を受け入れることは困難になります。
認知症の方は高齢で視野が狭い方が多いです。
その人の視界に入って、こちらを認識したなと思ってから話しかけるのが良いです。突然話しかけてしまうと、驚かせてしまいます。また、自分に話しかけられていると気がついてもらえなかったりします。
不安や恐怖はそれだけで認知機能を低下させます。
もともと認知機能が低下している方であれば
混乱してしまう可能性があります。
急がせないということも同様の理由です。
焦りは混乱を招きます。
急かさず、ゆっくり物事を進めた方が
トータルの所要時間は少なくて済むことの方が多いです。
認知症が進んでくると
考えることが苦手になります。
質問されても質問の前半部分を忘れてしまうことがあるので、
会話も頓珍漢になってしまうことがあります。
この時期はコミュニケーションのポイントとして
伝えたいことはわかりやすい言葉で短く
ワンセンテンス(1つの文に1つの伝達内容)で伝えます。
例えば、
「今日は病院に行く日だけれども、雨が降っているから、少し早めに家を出るから準備して」
この文の中には4つの情報が入っています。
分解するとこうです☟
・病院へ行く日
・雨が降っている
・少し早く家を出る
・準備して
4つの内容が詰め込まれています。
「病院に行くから準備して」
この情報だけに絞って伝えたほうが混乱は少ないです。
なんで?
と聞かれたら
「雨が降ってるから」
という風に、一番伝えたいことだけを選択して伝えた方が
ストレスは少ないです。
質問は、相手の認知機能に応じて
オープンクエスチョン、クローズドクエスチョンを使い分けます。
「はい」「いいえ」で答えられる質問の方が答えやすい場合があります。
お洋服など、何かを選ぶときの選択肢は2つがおすすめです。
数が多くなると混乱しやすくなります。
「AとBではどちらがよい?」と尋ねるのがベターです。
その人の意志が生活の中に反映されると、
「その人らしさ」があって良いなと思います。
そして、何より
コミュニケーションを円滑にしてくれるのは笑顔です。
笑顔に対して負の感情を抱く人は少ないですし
笑顔につられて笑顔になることの方が多いです。
笑顔になると、脳は楽しいことをしているんだと錯覚しますので
なるべく笑顔で接して
相手の方にも笑顔になってもらえるようなコミュニケーションをとっていけたら良いなと思います(^^♪
この記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです♪
ここまで読んでいただいてありがとうございました。