入院患者さんへのコロナワクチン接種2回目開始
こんばんは。
sukiyaki-kです。
今夜は入院患者さんへ新型コロナワクチンの接種2回目が開始になったお話です。
テレビでも、ワクチンの副反応の報道がされていますが
副反応は本当に人それぞれです。
ですが、起こりやすい症状というのは
明確になってきたように思います。
そして、やはり、テレビでも報道されている通り
2回目の方が副反応の症状は重いです。
1回目の時の記事はこちらになります☟
一番多いのは
注射部位の痛み、腕全体に痛みが広るようです。
注射部位周囲の赤み、熱感(熱を帯びたように熱くなる)、腫脹(腫れ)
もあります。
対応としては、注射部位のクーリング(アイスノン等で冷やす)で対応しています。
また、発熱は1回目の接種のときよりも高熱が出ています。
解熱剤の投与とクーリングで対応していますが、
この夏の暑い時期の発熱は、脱水の心配もありますので
こまめな水分補給や、十分な休養も大切になってくると感じています。
特に、高齢者は脱水になりやすいのですが、
一度に多くの水分をとることが難しい方もいらっしゃいますので、
少量づつで良いので、水分をこまめに補給することが大切だと思います。
~高齢者が脱水になりやすい理由~豆知識
①筋肉量の低下
筋肉は体の中で、最も多くの体液を含んでいますので、その筋肉が減ると
必然的に体の中の水分量は減少していきます。
②腎臓の機能の低下
水分や電解質など、再吸収されづらくなり、水分や電解質が失われやすくなります。
③口渇中枢の機能低下
「喉が渇いた」と自覚しにくくなります。
④全体的な食事摂取量の低下
水分は食事からも摂っているのですが、高齢者では食が細くなったりしてるため、食事摂取量が低下している方が多いです。
これ以外にもお薬の影響だったり、トイレに行く回数を減らしたいから水分をとらない
等の要因もあります。
頭痛を訴える方はいらっしゃいませんでしたが、
発熱に伴うだるさ、
ぼんやりとしている
などの症状はありました。
発熱に伴い、尿量も減少していたので
脱水もあったと推測されます。
脱水に対しては可能であれば、スポーツドリンクなどでの水分補給
を勧めていますが、「だるくて飲めない」という方もいらっしゃいますので、
そういった方には点滴を行わせてもらっています。
下痢をしている方もいらっしゃいましたが、
ワクチンとの因果関係ははっきりしていません。
症例数が少なく、不十分な情報の提供しかできておりませんが
何かの参考になれば幸いです。
みんなが安心して出かけられるような日常が
早く戻ることを願うばかりです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。