入院患者さんへのコロナワクチン接種開始
こんばんは。
sukiyaki-kです。
sukyaki-kのお仕事は看護師です。
sukiyaki-kが勤務している病院でも
入院患者さんへの新型コロナワクチンの接種が始まりました。
入院患者さんは、入院しているだけあって
免疫力も下がっているし
普通に生活している方々に比べたら
ウィルスや細菌に対しての抵抗力は弱いです。
寝たきりだったり、話すことができなかったりして
自分で体の不調を訴えることが難しい患者さんもいます。
また、高齢者は病気になっても症状が典型的でなく
病気が悪化してから特徴的な症状が出始める
なんてこともあります。
(高齢者の特徴的な生態については、またの機会に書きたいと思います。)
ですから、看護師の観察がとても重要で、
入院中の高齢者へのワクチン接種は
慎重に行っています。
~ワクチン接種の流れ~
①自宅にワクチンの接種券、問診表が届く
②問診表を記入する
③ワクチンの接種券と問診表を病院へ提出する
④医師がワクチン接種可能か否か判断する
⑤医師からの許可が出たら、看護師がワクチンを接種する
※各病院で詳細は異なるかもしれませんが、概ねこんな感じだと思います。
ワクチン接種の時には
sukiyaki-kの病院では、看護師が2人1組となって
患者さんを回り、ワクチンを接種します。
何故、二人かって?
前述したように、高齢者は体調の変化を自覚しにくいため、
第三者による観察が重要となること
新型コロナワクチンは貴重なため、
万が一にも、間違って接種しないように
看護師二人一組でダブルチェックで行います。
人間は間違う生き物です。
ですから、ミスがないよう最善の注意を払い、
看護師二人で確認をしあって行っています。
ワクチン接種を希望される患者さんの半数以上は
1回目の接種が完了しました。
副反応は思ったほど出なかったです。
微熱が出た方が数名いらっしゃいましたが
氷枕やアイスノンなどのクーリングで解熱できていました。
接種したところが赤くなったり、少し腫れた方もいましたが
2,3日で赤みも腫れもひけました。
頭痛の訴えも聞かれていないです。
話せない方は、バイタルサイン(熱や血圧、脈拍など)や表情、
尿量などを観察していますが、今のところ大きな変わりはなく過ごされています。
まずは一安心といったところでしょうか・・・
でもね、
まだ油断はできません。
未知のウイルスですし
初めてのワクチンです。
大きな副反応がなく
ワクチンの効果が最大限発揮されることを願うばかりです。
読んでいただいてありがとうございました。
これからワクチン接種を受ける方の参考になれば幸いです。