人間いたるところに青山あり
こんにちは。
sukiyaki-kです。
今日はお休みで、読書時間を作れました。
過去に購入したけど
内容を忘れちゃってるなぁって本を読み返していたのですが
「人間いたるところに青山あり」
という言葉が出てきて、
(。´・ω・)ん????
ってなりました(笑)
この言葉を発する登場人物の方々が、ことごとく読み方を間違えるのです。
私も以前に読んでいるにもかかわらず、どっちだっけ??ってなりました(笑)
「にんげんいたるところにあおやまあり」
「にんげんいたるところにせいざんあり」
正しくは
「じんかんいたるところにせいざんあり」
にんげん、と読んでも間違いではないらしいのですが
せっかくなので、正しい読み方を覚えておきたいなって思いました。
人間(じんかん)=世の中のこと
青山(せいざん)=墓場のこと
つまり「世の中、どこにでも骨を埋めるところがある」という意味でした。
なるほど、
「人間、どこにでも骨を埋めるところがある」
というのと
「世の中、どこにでも骨を埋めるところがある」
というのでは、受けるニュアンスが変わります。
人間、と言うと、個人が主語
世の中、と言うと、社会全体が主語で、視野が広がるようなイメージを持ちます。
これは個人の感覚だと思うので、押しつけではないですよ。
読んでいた本はこちら☟Amazonに飛びます
私が持っているのは「ナツイチ2020」バージョンなので
表紙が違いますが、内容は同じだと思います。
「小説すばる」に掲載された短編作品が12編収められています。
ですので、
購入した後に
あっ、これ読んだ!!
っていう小説も入っていました(笑)
ちゃんとタイトルと作家さんを覚えていないのが私の悪い癖です(-_-;)
この本を購入したとき
「伊坂幸太郎さんもある~♪
娘は乙一好きだから、二人で楽しめる~♪」
なんて軽い気持ちで購入したのですが
夏の短編集だけあって
時々、ホラーの短編が出てきます・・・
sukiyaki-k、ホラー、お化け屋敷の類は大の苦手で
友人にお化け屋敷に付き合ってと言われた時には
即、お断りさせていただいたのですが
どうしても、と頼み込まれ、
それなら、とお化け屋敷へ行ったときには
友情にひびが入るのではないかと思われるくらい
大騒ぎして
怒られました( ;∀;)
だから嫌だって言ったのに・・・・・
前述の「人間いたるところに青山あり」は
『ここが青山』奥田英朗著
の作品中に出てくる言葉です。
この作品では個人の価値観について考えさせられました。
決して難しい本ではないのです。
むしろ、明るく愉快に読み進められます。
リストラにあった主人公の男性が
一家の主夫になり、専業主婦だった奥さんが会社勤めを再開すると
上司、公園のおじさん、父親に
「人間いたるところに青山あり」と慰められる。
主人公は家事をこなす生活に充実感を覚えているのですが。。。
といったお話です。
読み終わった後に
いつも自分がどのような「色眼鏡」をかけて
世の中や人を見ているんだろう。という疑問が湧き上がりました。
色眼鏡なしで見ているつもりでも
心の奥底にある偏見や差別がフィルターとなって
物事を見てしまっていることがあるのではないのかな。
と
事実をありのままで認識できず
自分の解釈や思い込みをもって認識し
事実をゆがませている恐れがある。と感じました。
去年買った本なのに、内容を覚えていないのが悲しい。。。
年齢とともに
流動性知能(新しい物事を覚える、暗記、計算、直観力など)低下しておりますが
結晶性知能(理解力、自制力、内省力、洞察力など)は低下させないよう
読書と適度な運動で心身を健やかに保ちたいと思います♪
ちなみに結晶性知能は高齢者の方が発達していると言われています。
これは人生経験の豊かさからくる知恵なんだと思います。
年上の方を敬いましょうというのは
こういうことからも言えるのかもしれませんね。
私の青山はどこにあるのかなぁ。。。
まだまだ人生迷っております(笑)
ここまで読んでいただいてありがとうございました。