sukiyaki-k’s diary

アラフィフからのやり直し人生。日々のことや黒歴史など思いつくままに綴っていきます。

老舗の暖簾

創業当初のままの暖簾

建物は新しくなっても

使い続けられた暖簾は

色が褪せても誇り高く

そこに掲げられている

 

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おはようございます。

sukiyaki-kです。

 

このお店、昭和40年創業なので実は私よりも年上です(笑)

建て替える前は色褪せたトタン屋根で、

入り口には色がまばらな赤いベンチと灰皿があって

昭和のくたびれた大衆食堂を思わせる建物だったのですが、今は写真の通り、すっかり綺麗になりました。

お店の建物は新しくなったのに、暖簾はそのままだったのが、何か嬉しいような、ほっとしたような気持ちになりました。

美味しい、安い、お店のお兄さんがイケメン(笑)で大人気のお店です。

私はいつもホルモンの煮込みをテイクアウトで買わせていただくのですが

一人前税込500円!!!

とっても安価!!

建て替えた後もそのままのお値段です。

実家の両親は歯が悪いことと、独特の臭みがあるものは好まないという理由からホルモンは普段食べないのですが、ここのホルモンだけは「美味しい」と食べています。

臭みがなくて、とっても柔らかく煮込んでくれているので、子供からお年寄りまで幅広い年齢層から人気です♪

 

「館の丸食堂」さんは私が実家に行くときの道路に面してお店を構えていて

道路の向かい側が駐車場になります。

実家を離れて10年以上が過ぎますが、ここの駐車場の看板も変わりません。

実家へ行く時のいつもの風景、変わったのは食堂の建物だけです。

先日、建て替えをしたこのお店でホルモンを買って実家に行くとき、今回の「10年で変わったこと・変わらなかったこと」というお題が頭に浮かびました。

暖簾を見てノスタルジックな思いを抱いたことが原因でしょう(笑)こういう時に、年を取ったんだなと実感します。

 

この10年、様々なことがありましたが、生きていれば大なり小なりドラマはあるものです。大きく変わったことと言えば、身体機能の衰えが真っ先に来ます(笑)では、精神機能は発達したのかと言われれば、それに対して頷くこともできず(笑)ただ、人生を足掻いております(笑)

そのような中でも、家康の家訓やスティーブン・R・コヴィーさんの7つの習慣論語に触れる機会があって、人間のあるべき姿、というものを考えるようにはなりました。これは子育てがひと段落したから、自分に対して目を向ける時間が増えたということなのだと思います。

自分のことはそのくらいですが、娘は大きく成長しました。未成年から成年になり、社会的責任を果たさなくてはいけない年齢になりました。まだ、学生ではありますが、自分で考え自分で行動し、私の庇護はもう必要ありません。今では私が娘から教わることの方が多いのかもしれません。少し寂しいような、安心しているような、でも、まだまだ心配はしています。たまに頼られることがあると、発奮してしまいます。いいところを見せたいという見栄がまだあるんです(笑)

 

今回の暖簾は「外観は変わっても、変わらない思いがをここにはあるんだよ」って、私に教えてくれているようでした。

暖簾を見た時の安堵感、そんな安堵感を覚えてもらえるような人間になりたいと願いました。

10年たっても、これから先も、私は両親の娘であり、娘の母です。

 

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。