sukiyaki-k’s diary

アラフィフからのやり直し人生。日々のことや黒歴史など思いつくままに綴っていきます。

故郷のお盆の記録と記憶

こんにちは。

sukiyaki-kです。

 

お盆が終わり、sukiyaki-kの住む地方は

秋の気配が強くなってきました。

お盆が終わると、秋。

なので、夏が好きな私としては、お盆が終わると少し寂しくなります。

 

今年も例年通り

お盆の棚を16日に片付けてきました。

13日から16日までの間は

お墓からご先祖様が家に遊びに来るので

12日に棚を準備をしてご先祖様の受け入れ態勢を整える。

13日にお墓参りをして、ご先祖様を迎えに行く。

16日にご先祖様がお墓に戻るので、棚をほごす。

という日程です。

私がまだ小さかった頃は「迎え火」という風習もありました。

お墓に藁の束とマッチを持って行って

藁の束に火をつけ、

じっこどばばこどござーれ、ござれ♪

(訳:お爺さんとお婆さんと来てください、来てください♪

と節をつけて歌いながら、火のついた藁を振り動かし

お墓の周りを歩くのです。

幼少期、祖父母に預けられていた私は

毎年おばあちゃんと一緒に迎え火に行っていました。

火遊びをしているようでなんだか楽しくて

お墓という、普段はとても怖がっている場所なのに

その時だけは楽しくお墓を歩いていました。

おばあちゃんとの楽しい思い出の一コマです。

送り火」も同じようにあったのですが

送り火の時の歌は忘れてしまいました(;・∀・)

今は火事の危険があるため、

藁に火をつけての迎え火、送り火はなくなりました。

本来はご先祖様が迷わずお家に来られるようにと言う目的で

家の前で火を焚くことを「迎え火」

家の前で火を焚いてご先祖様をお送りすることを「送り火

と言うらしいですが

地方によって風習の違いはあるようです。

 

12日に棚を作った記事はこちらです☟

sukiyaki-k.hatenablog.com

12日の棚

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13日にはお花と霊供膳が上がったのですが

写真を撮るのを忘れました(;・∀・)

お坊さんがお経をあげに来てくださいますので、お布施も準備。

小さい頃は、このお経の時間が苦痛でした。

黙って正座をしているなんて、幼子には苦行です(笑)

 

16日には☟

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すっかり元通り。お位牌もお仏壇の中へ戻りました。

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お盆の棚は、ご先祖様が家にいる間の居場所なので

ご先祖様がお帰りになったら片付けることになっています。

 

お盆の棚=精霊棚(しょうりょうだな)が正式名称ですが

地方では「お盆の棚」の方が馴染みがあって意味が伝わります(笑)

 

例年であれば、

妹や娘、姪っ子たちとワイワイ賑やかに片付けるのですが

今年は父と二人きり・・・

話す内容と言えば

棚に飾った「たかつき」や「提灯」「灯篭」をそれぞれ仕舞う時に

「このたかつきは、○○が死んだときに××が送ってくれた」

「この灯篭は△△が死んだときに□□が買ってくれた」

など、

人が亡くなったときのお話になりやすく

とてもしんみりしました。

そして、「人が亡くなる度に、提灯や灯篭は増えるの?

という疑問が・・・(;・∀・)

箱に入ったまま日の目を見ないたかつきも何個かありますが・・・

これ以上飾り物は増えないでほしい

というのが本音です(笑)

 

秋桜が咲いていました♪

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ここまで読んでいただいてありがとうございました。