瀬戸内寂聴さんの言葉
こんにちは。
sukiyaki-kです。
先日瀬戸内寂聴さんが逝去なさいました。
悲しいことですが、死は平等に誰にでも訪れるということを改めて思いました。
ですので、日々を一生懸命、後悔のないよう生きていきたいと願います。
瀬戸内寂聴さんの言葉に勇気づけられた人は私だけではないと思います。
瀬戸内寂聴さんの本からは
過去の後悔、現在の辛さ、未来への不安、
その時々の悩みに、心が軽くなるような言葉を見つけることが出来ました。
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この本の中にも、とても心に沁みる言葉や
はっと気が付かされるような言葉が綴られていました。
寂聴さんはこの本の中で生きる幸せについて
「忘己利他(もうこりた)」と語っています。
これは天台宗の宗祖「最澄」の思想で「山家学生式」の中で説かれています。
忘己利他=己を忘れ他を利するは慈悲の極みなり
我欲と呼ばれる自分の欲はきりがない。
自分の幸せだけを追い求めていても
我欲に振り回されて一生苦しむだけです。
それよりも自分のすることが人のためになっているということが
本当の幸せではないでしょうか。
「忘己利他」とは
自分の利益を忘れてただ人のために一生懸命になりなさい、考えなさい
ということ。
わずかでもこれが出来れば人は生きた甲斐があります。
他にもお釈迦様の教えとして
「切に生きる」ということも説かれていました。
「過去を追うな、未来を願うな。
過去は過ぎ去ったものであり、未来はまだ至っていない。
今なすべきことを努力してなせ」
など
瀬戸内寂聴さんから教えてもらった言葉が時として勇気になったり
癒しになったりしています。
「日にち薬」
一日一日と過ぎていく毎日。
その時間の経過がお薬になります。
いつの間にか「時」が薬になって心の痛みを少しづつ和らげてくれます。
この「日にち薬」本当にありがたいものだと思います。
母を亡くした時、近所の方が同じようなことを言って慰めてくれました。
この言葉にずいぶん助けられました。
たくさんの素敵な教えをありがとうございます。
瀬戸内寂聴さんのご冥福をお祈りいたします。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。