死後の世界
こんばんは。
sukiyaki-kです。
最近読んだ本に『老い力』があります。
『90歳。何がめでたい』の著者の佐藤愛子さんが書いている本です。
50代の頃から書かれたエッセイを
年代別にまとめて書籍にしたもので
筆者の「老い」と「死」についての考えが書かれています。
佐藤愛子さんのエッセイは辛口で、痛快で、飾り気がなくて
でもどこか品があって、
佐藤愛子さんの人となりが、ダイレクトに反映されているような気がします。
『90歳何がめでたい』は大笑いしながら読ませていただいたので
今回もそうかなと思ったら
笑いもあり、どこか哀れを感じるところもあり、
自分自身の死生観を見直すきっかけをいただきました。
また、戦時中を生きてこられただけあって
敗戦後の日本の在り様、
父の情けない姿、母の逞しさ
母が次第に強くなっていく様などは
身近で見ていたからこそ書けるものであって
説得力が違います(笑)
佐藤愛子さん
ご自身のことを「超現実主義者」と前書きで書かれています。
☟前書きからの抜粋です。
私は現実をしっかり見定めずにはいられないタチなのである。
私には自分の書くものによって人を啓蒙しようとか訓戒しようというような
僭越な考えは毛頭ない。読んだ人の賛否感想に委ねようという気持ちである。
押しつけがましくなく、自分の考えはこうなんだと、はっきりと言う。この潔さが佐藤愛子さんが佐藤愛子さんたる所以だと思っています。
自身のことを「短気」「せっかち」「元気のもとは怒ること」
と、面白可笑しく書かれているので
短気や怒りっぽい性格はマイナスではないなって思えます♪
タイトルの「死後の世界」についてなのですが
佐藤愛子さん、50歳までは人は死んだら「無」になると考えていたそうですが、
50歳にして突然、霊媒体質になり、超常現象を体験するようになったとのこと。
その経験から
強い情念を持ったまま死ぬと行くところへ行けない。
だから生きている間に恨みつらみ、執着や欲望を浄化しておかなければならない。
と考えを改めたと綴られています。
超現実主義者の佐藤愛子さんが「見えないもの」を信じる!?
衝撃的な事実でした。
ですが、
超現実主義者が言う言葉だからこそ
真実味もあるのです。私はそう思いました。
『「死に際」よりも「死後」が大事』
というタイトルのエッセイで語られています。
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霊の存在は信じるか、信じないかと言われたら
「信じたくない」と言うのが本音です。
亡くなった患者さんの怨念が病院の中にあるとしたら。。。
うかうか夜勤できません、コワイデス・・・
でも、守護霊さん、ご先祖様は信じています。
あれ?これって霊を信じているのと一緒なのかな?(笑)
佐藤愛子さんの言う
生きている間に恨みつらみ、執着や欲望を浄化しておかなければならない。
これに関しては
死後の世界の有無にかかわらず大事なことだなと思ったので
なるべく執着や欲望を持たず
身の丈に合った生活を送っていけたら良いなと思いました♪
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
初めて見た朝顔♪ 白い花に紫のラインがキュートでした(*´▽`*)