sukiyaki-k’s diary

アラフィフからのやり直し人生。日々のことや黒歴史など思いつくままに綴っていきます。

認知症かなと思ったら・・・

こんにちは。

sukiyaki-kです。

今日は認知症のお話をさせていただこうかと思います。

 

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厚労省が発表した2025年問題。

認知症になる人が増えていくことが予想されています。

2025年国民の4人に1人が75歳以上になり

65歳以上の高齢者のうち5人に1人が認知症になるという・・・

 

アラフィフ世代は親の介護がのしかかってくる時期でもあります。

認知症は、もはや他人事ではありません。

自分自身も、もしかしたら認知症になるかもしれません。

 

認知症になるリスクは

糖尿病、高血圧、喫煙、飲酒、孤独、運動不足など、

リスク要因はわかってきていても

全くリスク要因が当てはまらない人でも認知症になるし

リスクだらけの人でも、認知症にならなかったりします。

 

認知症は奥が深く、まだ有効なお薬も開発されていません。

現在ある「認知症治療薬」と位置づけされているお薬は、

症状を遅らせる=現状維持を目的としたお薬です。

認知症の症状に伴う

うつ状態、攻撃性などに対しては、それぞれ対症療法的に投薬がされますが、

これは認知症治療薬というものではありません。

 

年齢を重ねると「物忘れ」という症状が出てきますが

これは認知症とは別物です。

「物忘れ」は加齢に伴う正常な変化

認知症」は脳の器質的変化

 

具体的なところで言うと

物忘れ=ご飯を食べたことは覚えていても、メニューを思い出せない。

認知症=ご飯を食べたこと、その経験自体を忘れる。

 

記憶がすっぽり抜け落ちてしまうのです。

なので、ご飯を食べても「ごはんを食べていない」と何度も言うようになります。

 

おや?おかしいな。認知症かな?

と思われるような症状が出た時には

次のような症状がないか、確認してみてください。

毎回同じものを買ってくる

(買ったこと、を忘れているので、また同じ物を買ってしまいます)

お財布の中が小銭だらけになっている

(計算ができなくなるので、大きいお札ばかりを出してお買い物をするようになります。1万円なら足りるだろうという考えは働きます。結果、お財布の中はお釣りの小銭だらけになります)
料理の味付けが変わった

(お料理の手順を忘れていることが考えられますし、嗅覚の異常が認知症の症状として現れることがあります)

だらしなくなった

趣味などに興味を示さなくなった

などは認知症の初期症状が疑われます。

 

そして、認知症の初期には、記憶がちゃんとしている時とおかしい時がある

いわゆる『まだらボケ』と言われるような状態でもあり

ご本人が一番不安を感じてしまっているようなデリケートな時期でもあります。

この時の対応を間違うと後が厄介になりますので、

(脳の中の記憶の経路は壊れても、感情の経路は保たれているので

嫌なことをされた。という負の感情は残ります。

ですので、自尊心を傷つけたりした場合『この人は嫌な人』という風にインプットされてしまうことがあります。そうなると、その人を拒否したりします。)

自尊心を傷つけないような言葉を選んで接する

認知症であってもあなたはあなただから、嫌いにならないよという態度を持つ

ことがポイントになってくるように思います。

新しいことは覚えられないけれども

昔の記憶はありますし、長いこと続けてきた作業はできますので

できる強みを活かすこと(編み物に集中してもらう。昔話を一緒に楽しむ等)

ができると楽しいと思いますが、実際の生活では

仕事もして家事もして

そのうえ介護もってなると時間的な余裕はないし

イライラもしやすくなると思います。

ですので、私は手抜き介護を勧めています。

完璧を求めない。

無理しない、

疲れたら休む

他の人を頼る、

時にはショートステイなどにお泊りに行ってもらって介護者の休息時間、気分転換時間を作る

時には、怒ってしまうこともあると思います。

怒るな、と介護の教科書には書いてありますが、

私はそんなことは 

で す !

と思っていますので、怒ってしまっても

その後仲直りすればよいと思っています。

自分を責めることは必要ありません。

言い過ぎたなと思ったら、次、直せばよいだけの話です。

認知症の人に対し、やってはいけないことのひとつが

『失敗を責める』

認知症の人が傷ついてしまうのはもちろんですが

その後、失敗を隠すようになってしまって余計に介護が大変になります。

 

祖母は尿失禁を隠そうとして

何度もトイレに紙パンツを流し、その都度トイレが詰まり

それはもう大変でした( ̄▽ ̄;)

祖母は

「なんでトイレが詰まったのかな?」

なんて知らん顔(笑)

腹も立つし、悲しくもなり

泣きたいような、いつまでこんなことが続くんだ。と混沌とした気持ちで

黙々とトイレ掃除を繰り返しました。

「大丈夫、着替えればよいだけだから、何にも心配しないでね。

お尻気持ち悪くない?」

くらいのことが言えればよかったのでしょうが

実際、3回目以降は無理でした(笑)

出来れば失敗は責めないほうが良いですが

なかなか難しいです(笑)

 

認知機能を低下させる病気は

認知症だけではありません。

慢性硬膜下血腫、水頭症うつ病、などがあります。

これらは治療をすれば治る病気です。

認知症が疑われたら

早めにかかりつけ医に相談する。

近所の地域包括ケアセンターへ相談する。

ケアマネージャーへ相談する。

が必要だと思います。

治る病気なのに

認知症」と決めつけられてしまったら治療を受ける機会を逃してしまいます。

 

認知症に関しては

症状が人それぞれで、一般化が本当に難しいです。

認知症看護・介護の原則は打ち出されてはいますが

現実的には難しいことも多々あります。

愚痴をこぼしながら

こういう時にはこれが効果的だったよ

など、

みんなの経験を持ち寄りながら

介護する人もされる人も

笑顔でいれたら良いなって思います♪

 

長くなったので今日はこの辺で。。。

認知症関連はまた記事にしたいと思いますが

どうしてもレポートみたいになっちゃって・・・(;・∀・)

上から目線で不愉快だと思われた方がいらっしゃったらごめんなさいです(^-^;

 

熱中症警戒アラート発令中熱中症予防、熱中症の対応について☟よかったらご覧ください。

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厚労省認知症初期集中支援チームについてのPDFです。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000035310.pdf

 

お散歩途中のお花♪

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ここまで読んでいただいてありがとうございました。