アラフィフの人生の発達課題(エリクソンの生涯発達論から)
こんにちは。
sukiyaki-kです。
今日は
いつかは記事にしたいと書いていた
エリクソンの生涯発達論(ライフサイクル論)
の中から、アラフィフ世代の発達課題について書いてみようかと思います♪
アラフィフになると
仕事でも家庭でも、役割が変化してくる方も多いのではないでしょうか?
これまでは自分が第一線に立ってあれやこれやとやっていたものを
少しづつ後輩に仕事を譲り、後輩の育成の側に回ったり
家庭内では子供に手がかからなくなり、自分の時間が持てるようになったり
家族の介護が必要となり、介護者としての役割を担ったり・・・
自身の現在のライフサイクルの中での発達課題を知るということは
結構面白いのではないかと思うのですが
興味のない方はごめんなさい(。-人-。) ゴメンネ
エリクソン(発達心理学者で精神分析家)は生涯発達論(ライフサイクル論)を提唱していて
これは、めちゃくちゃざっくり言ってしまうと(エリクソンさんごめんなさい)
「人間の一生(ライフサイクル)は、人が社会とのかかわりの中で発達しながら形成されていくよ。
それぞれの時期・年代に異なる発達課題があるけど、
それをうまくクリアしていくと社会に適応した心理的発達(精神発達)ができるよ。各段階における『生きる力』が得られるよ。」
とおっしゃっていて
人生を8段階に分けました。
(乳児期・幼児期・遊戯期・学童期・思春期・成年前期・成年(壮年)期・老年期)
各段階を述べるのはちょっと難儀なので(笑)
今回はアラフィフに限った段階の成年(壮年)期でお話を進めたいと思います。
成年前期(20~40代頃)に関しては、こちらの方で述べています☟
成年(壮年)期の発達課題は
「世代性」対「停滞」
本によっては
「生殖性」対「自己投入」とも、様々書かれていますが、言葉が違うだけで
課題の内容は変わりません。
この対立項目の間の葛藤が心理社会的危機と呼ばれるもので発達課題の中心です。
この危機を乗り越えることで発達課題はクリアできるよっていう理論。
外国語ってどうして日本語にするとこんなにもわかりずらいのでしょうか( ;∀;)
そして、専門書ってとっても読みづらいです( ;∀;)
この記事を書くにあたって、手持ちの本3冊ひっくり返しています(笑)
そしてこの発達課題をクリアしたときに得られる「生きる力」は
「世話」
世代性(Generateivity)とは
次世代へ自分の知識や経験などを伝え、自身が成長するとともに
後輩(他者)からも必要とされる存在となり、良い循環が生れること。
停滞とは
次世代に関心がない場合、他者とのかかわりがないため、自己満足や自己陶酔に陥りやすく、俗にいう「頑固」という状態になること。
世話とは
世代性と停滞のバランスをうまくとり、
次世代を見越し、自分の知見を後世に伝えることを考え、行動すること。
この「生きる力」は「徳」とも言われています。
※「徳」=均整の取れた精神の在り方。
発達課題である
世代性(ポジティブな要因)対 停滞(ネガティブな要因)
の間の葛藤を乗り越え、
ポジティブな要因がネガティブな要因を上回るようなバランスがとれたときに
世話という「生きる力」「徳」が得られる。
というのが
エリクソンの生涯発達論。
なんだか、小難しい話になってしまいましたが、
自身の発達の課題を知り、克服しようと頑張ることは
人生を豊かにしてくれるように感じています。
っていうか、
人格者だったら頑張らなくてもクリアしていけるんですよね(^-^;
私は・・・、精進します(笑)
お散歩途中のバラの花♪
ここまで読んでいただいてありがとうございました。